旧国分・隼人児童クラブ連絡会の取り組み
2006年7月児童クラブの交流会を開催します。  PDF.
  1. 児童クラブ補助基準額の算定基礎変更で、鹿児島県に緊急要望書を提出(06.1.27)
  2. 2006年度「学童保育(放課後健全育成事業)」予算に関しての霧島市に対する要望書(WEB) PDF.(05.12.28)
  3. 学童保育の施設整備に活用できる国の補助金(PDF.file)
  4. 「私たちが求める学童保育の設置・運営基準」(全国学童保育連絡協議会作成)(PDF.file) 
  5. 2005年度学童保育の補助金に関する緊急要望書及び施設整備に関する要望書(2005.4.27)
  6. 2005年度「放課後児童健全育成事業」予算に関しての要望(2005.4.8)
  7. 2005年度児童クラブ運営に関する予算拡充を求める県への要望書(2004.12.1)  添付資料(PDF.file)
  8. 子育て支援に関わる資料  国分隼人児童クラブ連絡会作成資料(PDF.file) 厚生労働省関係へ
  9. 2004年度児童クラブ施設運営に関する隼人町への要望書(2003.11.27.)
  10. 2004年度児童クラブ(放課後児童健全育成事業)運営に関する予算拡充に関する県への要望書(2004.2.25)
  11. 2003年度児童クラブへの予算拡充をともめる鹿児島県への要望書(2002年10月21日)
  12. 国分・隼人児童クラブ連絡会ができました。

霧島市児童クラブ・学童保育所 交流会の開催のご案内

 学童保育が1998年4月に法制化されて9年目を迎えて急激に増えていきています。全国学童保育連絡会が2006年5月1日現在での箇所数調査によると、学童保育数は15,858か所(昨年比549か所増)、入所児童は68万人で3年前と比べて15万人増となっています。3割以上の小学校区にはまだ設置されていない現実がある一方で、入所児童数の伸びに学童保育少数の伸びが追いつかず、大規模な学童保育が激増しています。
 71人以上が2060か所、うち100人以上も430か所を超えています。71人以上の学童保育の割合は13%と一割を超えていますが、そこで生活する子どもたちは25%、つまり4分の1の子どもたちは71人以上の大規模学童保育で生活しているという驚くような数字です。

 以下は、共同通信の配信記事です。

学童保育に小学生68万人 03年より15万人増
 共働きやひとり親家庭の小学生を放課後預かる学童保育(放課後児童クラブ)が、5月1日現在で1万5,858カ所に上り、約68万人の児童が入所していることが21日、全国学童保育連絡協議会(東京)の調査で分かった。
 全国の小学校数に対する設置数の割合(設置率)は約69%。児童数は2003年より約15万人増え、児童が1カ所に集中する大規模化が進んでいることも判明した。同協議会は「児童の増加に設置が追いついていない。設置を増やすとともに、1カ所の上限数を決めるなどの対策が必要だ」と話している。
 調査結果によると、学童保育数は昨年より549カ所増加。児童福祉法に設置推進が盛り込まれた1998年以降、約6,200カ所増えた。
 一方、児童数は98年の約33万人から2倍以上に増加。   (共同通信) 6月21日

 霧島市管内においては、運営形態や設立課程から実にさまざまな形で行われており、各地域で努力や工夫を重ねて、よりよい学童保育を目指して運営が進められてきています。国分隼人児童クラブ連絡会は、学童保育の充実を願う、保護者や指導員などで作っている会で、発足5年目を迎え、これまで指導員の力量向上のための研修や保護者の学童保育理解など交流学習を深めてきました。
 管内の学童保育に関わる方々とともに、霧島市管内の児童クラブ・学童保育所の運営や経験など交流の場を開催したいと下記日程で進めてきています。

 当日は、行政の担当者(霧島市児童福祉課、鹿児島県予定)からの行政としての取り組みと、各児童クラブ・学童保育所との経験交流の場として、進めていきたいと思います。


                         

 一、日  時   2006年7月17日(月・祭日)10時〜

 二、場  所   「いきいき国分交流センター」
            (霧島市国分重久19番地/TEL:0995-48-5522)

 三、内  容   @)霧島市「児童福祉課」と県児童相談所から
                     〜行政の取り組みについて
            A)各児童クラブの運営状況の交流
            B)連絡会づくりについて
            C)その他

 四、参加対象   霧島市管内の児童クラブ・学童保育所(保護者・指導員・設置者)

 五、連絡先   青葉児童クラブ 霧島市国分重久2105-1
               TEL/FAX 0995-45-7800



学童保育の補助基準額を「登録児童数」から「平均利用児童数」へ変更!?

 2005年1月末に沖縄県と鹿児島県に会計監査院の指摘を受け、厚生労働省関係で放課後児童補助金の取り扱いに関し健全育成事業−学童保育運営基準額の算定のあり方で「実利用人員でないと補助金の返納になる」との是正勧告があり、鹿児島県は、3月18日「放課後児童クラブにおける児童数の考え方」の基本方針を出しました。
 昨年8月補助基準額の算定基礎を従来の「登録児童数」から「平均利用児童数」へ変更して平成17 年度分から実施すると、11月に各市町村に通知しています。その中身は、各児童クラブで年度途中からの実質的な補助金の減額となり、運営に支障をきたすことから、緊急に、国分・隼人児童クラブと鹿屋・肝属地区学童保育連絡会で、鹿児島県知事と児童福祉課長に要望書を提出しました。

 1月27日、桐原琢磨県議会議員と同席のもと、内明宏児童福祉課長に対して、
「児童クラブ(放課後児童健全育成事業)実施に係る補助金基準額の算定基礎変更の撤回を求める緊急要望書」「2006年度「学童保育(放課後児童健全育成事業)」予算に関しての要望書に基づき、鹿児島県の対応を質してきました。

 経過は、
 2005年1月末     会計監査院の指摘
       3月18日   鹿児島県の方針「登録児童数」から「平均利用児童数」変更決定
       6月12日   鹿児島県放課後児童指導員研修会で、県の方針変更を報告
       8月11日   補助金申請


 今後は、鹿児島県としては、補助金返納を伴うことであり、3月県議会で補助金削減の補正予算を組むとのことです。ただ、市町村の現場段階では十分に鹿児島県の方針変更が徹底してないのが現状で、11月の通知では一方的な補助金削減以外のなにものでもありません。
 「厚生労働省から各都道府県へ通知等は出されていない」段階で他県に先行して唯一実施することは、鹿児島県における児童福祉の後退を招くと、強く申し入れをしました。

 連絡会としては、県内の各自治体の対応を調査するとともに、緊急の署名や県知事との直接の申しれを行いたいと計画しています。


国分・隼人児童クラブ連絡会ができました。

  1997年の法改正を受けて、これまでより、同事業に対する利用が市町村に実情に応じて、財政的にも進めやすくなったことと、隼人町でも若い人たちや父子・母子家庭などが働きやすく、子どもたちの安全が保てる環境を作っていくためにも、是非進めていってほしいとの思いから、児童クラブをこの地区にも作ろうという動きが出てきたのが、1998年の夏休み前のこと。自治体が率先してつくるという動きはなく、それじゃあ、必要としている保護者がここはガンバって、自助努力のもと「児童クラブをつくる会」発足させ、取り組んできました。
 
お隣の加治木町では97年に児童クラブか発足としており、その経験に学びながら99年4月にはどうしても開設したいと、なかば強行的に進めてきました。
 
場所探しと子どもたちを募集するためにアンケートを保育園などにお願いし、町に対する開設の要望書、街頭での署名、学校への敷地内設置のお願いなどやれることは短い期間にすべてやり、いざ行政的な手続きが整ったとき、場所が確定していないという状況……そこで学校近くの神宮内駐車場を期間限定で無料借り受け、そこにプレハブを建てました。なんとか4月の新学期に間に合い、隼人町で初めての「宮内児童クラブ」開設となりました。
 
思い立って8ヶ月余りで開設できたのは、児童クラブを必要としている保護者の思いと積極的な関わり、そして無理をお願いした指導員をはじめとする多くの人たちの協力がありました。夏休み明けには、宮内小学校敷地内運動場北側に「児童クラブをつくる会」や保護者が負担して購入した16坪のプレハブの設置ができ、一年目は試行錯誤の連続のなかで運営してきました。
 
二年目は、子どもたちも増え、指導員の定着を図ることができてきています。保護者の関わりもバザーや親子キャンプ(8月)、また月一回の保護者会など子どもや保護者の関わりを勉強していこうという余裕が出てきています。そこで、県内でも先進的な松元町児童クラブとの交流会を通して、運営上いろんな悩みを交流することができ、じゃあ身近な国分・隼人の児童クラブ(準備会を含めて)連絡会みたいな情報交換と経験交流の場を持とうと、2000年10月相談会の呼びかけ、11月25日の連絡会発足となりました。現在、国分の子羊児童クラブ(99年4月発足)と宮内、同じく隼人町の富隈児童クラブ(01年4月発足)の三つの参加となっています。
 
指導員の研修会や児童クラブの運営上の経験交流、情報の交換、そして連絡会としての各自治体への施設設備、維持管理経費や研修会など児童クラブの運営に関わる来年度予算要求を行ってきています。
 
今後は、指導員と保護者の研修会や講演会、姶良郡内や鹿児島市の児童クラブなどとの交流を積極的に働きかけたいと思っています。


   
                      国分・隼人児童クラブ連絡会
                                事務局 続 博治/宮内児童クラブ

                                 
鹿児島県姶良郡隼人町神宮3丁目4−1
                                  
TEL/FAX 0995-43-8135